血糖値の上がり過ぎを押さえ、正常な状態に変えていくためには、自分に必要な1日のエネルギーを正確に知ることです。
そして余分なエネルギーをとらないようにすることが大事になります。
この数値は医師の指示によってすすめるべきことですが、一応の目安としての算出方法は次のようになります。
まず標準体重を出し、次に必要なエネルギー量を出します。
@ 標準体重 = 身長 × 身長 × 22
A 指示エネルギー量 = 標準体重 × ※作業強度
※作業強度の目安
作業強度とは仕事や家事などの社会的活動で消費されるエネルギー。
成人で25〜30kcal(重労働具合によっては40kcalまで)とされます。
事務や軽い家事程度であまり身体を動かさないものを軽度とし、立ち仕事や軽作業で比較的身体を動かすものを普通とし、力仕事や肉体労働は重度とみなします。
また、年齢、性別、体型などによっても差はあります。
例)身長160cm、職業事務の場合
@ 1.6 × 1.6× 22 = 56.32s ← 標準体重
A 56.32 × 25 = 1408kcal ← 指示エネルギー量
各個人が1日に自分に必要なエネルギー量を知り、それを超えないように調整かつ、
バランスよく栄養を摂ることが大切です。
ただし、これは目安なので、必ず治療が必要な人は医師の診断を受けてください。